その川畑選手が、クルマから降りたときには「緊張と恐怖心で身体が震えてた」と言ったのです。本降りの雨。峠を下っていくときにはまだ薄明かりが残っていたものの、麓のスタート地点につくころにはみるみる暗くなっていました。箱根ターンパイクには街灯がほとんどないので、文字どおり真っ暗になってしまうのです。
私はこの走行のとき、道路脇で写真撮影をしていたのですが、ハッキリ言って、もうどうやっても写らないほどの暗さになってしました。でも帰れる状況ではないので(だってアタック中だから)、かなりの雨のなか、絶望的な気分で道路脇にいたわけです。
そんなヘビーウエットの一般道で、1000ps近いGT-Rをドリフトさせる川畑選手の緊張感はどれほどだったでしょうか? でも、この動画が公開されて、なんか私もちょっと報われた気分です(笑)。
じっさい肉眼では、この動画よりももう少し暗い感じだったと記憶しています。それでは緊張の1本をどうぞ。
特に2:47あたりでなにが起こったのか、見とどけてもらえましたか? ここ、私道ではありますが、ふだんは誰でも走れる観光道路、事実上、公道となにも変わらない場所ですからね!
(まめ蔵)
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