さて、ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦を通じて得た知見が活かされているという「TOYOTA 86 GRMN」。
ボディサイズは全長4290×全幅1775×全高1300mmで、ホイールベースは当然同値ながらCFRP製エアロパーツにより若干全長が長くなっています。
ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインのみで、ブラック基調の内装はレッドのアクセントがかなり効いていて、スポーティムードは満点。
ボンネット、ルーフパネル、トランクリッド、大型リヤスポイラーにCFRPが採用されているほか、リヤウインドウとクォーターウインドウを樹脂製(ポリカーボネート)にすることで軽量化も図られています。
そのほか、トランクなどボディ各部への補強をはじめ、専用チューニングサスペンションを搭載。
フロントは専用倒立式ダンパーで、車高調整式/減衰力調整式+高強度軽量コイルスプリング、リヤは専用ダンパーで車高調整式/減衰力調整式+高強度軽量コイルスプリングとなっています。
撮影車両のタイヤは、ブリヂストンの「ポテンザ RE71R」で、フロントが215/40R17 83W リヤが235/40R17 90W。
さらに、専用スポーツシート(2シーター化)や小径ステアリング、専用シフトレバーノブ&パーキングブレーキレバー(アルカンターラ表皮)が採用されているほか、細部ではリヤエンブレム、フェンダーガーニッシュ(CFRP製/GRMNエンブレム付)なども「TOYOTA 86 GRMN」の専用品となっています。
(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦)
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