今シーズン唯一のスタッドレス新商品、横浜ゴム「アイスガード ファイブ プラス」。その見どころは?

さて、ここからはそんなスタッドレス選びについて考えてみましょうか。

スタッドレスタイヤ選びは何を重視するべきか? ふだん雪道を走ることのない都会のドライバーにはピンとこないかもしれませんが、実はスタッドレスタイヤでもいろんなキャラクターがあり、高速道路でも夏タイヤと同じような感覚で走れるタイプもあれば、氷の道に強いタイプ、すり減りに強いタイプというのもあります。

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いろんな考え方があるのであくまで個人的意見ということになりますが、ボクとしては氷の上でしっかりとグリップするスタッドレスタイヤを選ぶべきだと思います。

その理由は、氷の上がいちばん滑りやすく危険だから。いちばんリスキーな状態でも頼れるスタッドレスタイヤが、安心できるスタッドレスタイヤだからです。

たとえば、横浜ゴムのスタッドレスタイヤ『iceGUARD 5 PLUS(アイスガード ファイブ プラス)』。

冬の道でもっとも危険かつ滑りやすい氷の上で、しかもグリップ力が特にモノを言う(事故抑止に効果的な)フルブレーキング時の性能で同社従来品に対して性能が7%も向上。

実はこの氷上制動性能、タイヤ公正取引委員会に届け出てある厳密な社内テスト(装着車両:トヨタ・ノア)の結果をみても現在販売されている乗用車スタッドレスタイヤで最高の成績なのですよね(2015年末現在)。

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実はワタクシも北海道にある冬のテストコースで実際にツルツルの氷の上でブレーキングし、『iceGUARD 5 PLUS』のグリップ性能の高さはしっかりと確認してきました。だから自信をもってオススメできるのです。

また、『iceGUARD 5 PLUS』は、乗用車用スタッドレスタイヤとしては唯一の新製品。年々進化するスタッドレスタイヤは、デビューが新しければやはり性能も優れていることが多いのです。

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道が雪で白くなったら、ノーマルタイヤで走るのは厳禁。そしてスタッドレスタイヤは一番危険な氷上での性能を重視して選びたい。都会のドライバーもぜひ覚えておいてくださいね。

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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