今シーズン唯一のスタッドレス新商品、横浜ゴム「アイスガード ファイブ プラス」。その見どころは?

年末年始を迎え、そろそろ東京の人もスタッドレスタイヤに履き替える時期でしょうかね。

今回は「毎日が雪道や凍った道で積雪路の走り方もスタッドレスの選び方も熟知している」なんていう降雪地のユーザーさんではなく、ほとんど雪道を走ることがない降雪地のドライバーに向けたスタッドレス選びについて考えてみましょう。

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まず知っておきたいのは「雪道は滑る」ということ。当たり前ですが、東京ではその事実を知らないドライバーさんが多すぎるような気がしますね。

大雪が降った2014年1月と2月のことを覚えていますか? あの時、東京では多くのクルマが路上で立ち往生しました。しかもです、その多くのクルマがノーマルタイヤだったんですよね。雪国の人には信じられないことでしょうが。

ノーマルタイヤは雪の上を走れるようには設計されていません。チラチラ雪が舞っている程度なら何とかなりますが、路面が真っ白になったらノーマルタイヤで走るのは”無理”と考えるべきでしょう。

いや、絶対に走ってはいけないのです。立ち往生しないために。そして何より自分と周囲の安全のために。

じゃあどうすればいいか? スタッドレスタイヤを履きましょう。

ノーマルタイヤが雪や氷の上で滑る理由はふたつ。ひとつはゴムが硬くなってしまうのでしっかりと路面を捉えられなくなること。

もうひとつは(雪を考えていないから)表面の溝に雪が詰まってしまうことです。

その2点に考慮し、冬の道でも安心して走れるように作られたタイヤがスタッドレスタイヤというわけです。

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この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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