新型プリウスの進化がよく分かる5つのポイント

まずは燃費

エンジンは最大熱効率40%を達成した2ZR-FXEの搭載が大きなポイントで、吸気ポート変更によるタンブル比の向上や、クールドEGRの流入量のアップによる燃費改善で熱効率向上が図られています。

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2つめは走りの進化。

プリウスはスポーツカーではありませんが、走りの質も大きく向上しています。

ショートサーキットで新型と現行型を乗り比べる機会がありましたが、ステアリングやアクセルペダルの応答性が高まっているだけでなく、重心高が下がったことでコーナーでのロール量が減り、ロールの出方も急にぐらりと傾くのではなく前下がりの自然なものになっています。

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また、評価路などで感じられたボディの剛性感向上も朗報。環状構造骨格によりボディ剛性は60%も高まっているそうで、乗り比べるとその差は明らか。

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3つめは先進性を感じさせる内・外装のデザイン

デザインは人により好き嫌いは分かれますが、新型に慣れてくるととくに外装のフォルムや細部の個性などにより、過去3代とは違う斬新さもあります。

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内装の質感も高まっていますが、白で塗装されたセンターコンソールとステアリングの加飾は好き嫌いが分かれそう。

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4つめは安全・快適装備で、「Toyota Safety Sense P」による安全性の高さ、昇温・降温抑制機能素材を使ったステアリングホイールの採用(エアコンの無駄を省く)などが目を惹きます。

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5つめは、雪国待望のE-Four(電気式4WD)の新設定で、荷室は2WDのパンク修理キット仕様よりはやや減りますが、457L(2WDのパンク修理キット仕様は502L)という荷室容量を確保。

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ほかにもポイントはいくつもありますが、新型プリウスはプリウスらしく正常進化していて、オーナーなら細かな欠点も気がつくと思いますが、6年半の進化は十分に感じとれるはずです。

(文/塚田勝弘 写真/冨士井 明史塚田勝弘)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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