海を渡ってやってきた新型エスクードは様々な国のパーツを使用した多国籍車

フロントグリルの中に内蔵されたミリ波レーダーによって前方の車両を検知して、衝突の回避または衝突時の被害軽減を図る先進のブレーキサポートシステムであるレーダーブレーキサポートIIはドイツのボッシュ社製です。そして窓ガラスに刻印されたSALGGLAS社はハンガリーにある会社名です。

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エンジンルーム内にあるヒューズボックスを空けてみると、DENSO MADE IN JAPANの文字が見えますし、バッテリーはイタリア製でした。

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ラゲッジルームを見てみるとトノカバーがポーランド製。そして空気入れが中国製でした。さらに装着されているコンチネンタルタイヤはスロバキア製です。

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パッと探しただけで7カ国のパーツが使われているハンガリー生まれの輸入車エスクード。使用されているパーツも、活躍する場所も国境がないですね。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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