日本ではムリ! 自動運転のメリットがわかるけどヤリ過ぎなムービー!?

困惑するのは、いきなり自動運転をされちゃった同乗者たち。

彼らはこのクルマが自動運転車両であることすら知らされていないので、戸惑わないわけがりません。それが、このドッキリの見どころです。

TESLA06

果たして彼らは突然の自動運転を体験してどうなったか?その様子は動画でどうぞ。

撮影に使われているテスラ・モデルS、2014年10月以降に生産された車両にはつい先日(10月14日)の制御ソフトウェアのバージョンアップで自動運転機能が追加されたんですよね(日本でも数週間以内にバージョンアップが提供されるとのこと)。

だからYOUTUBEを見ると、テスラ・モデルSの自動運転動画がたくさんアップされているというわけです。

自分の手元にあるクルマが、ある日突然自動運転できるようになる。

なんか絵空事みたいですが、気が付いたらテクノロジーはそこまで進化しているのでした。

そりゃそうですね、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で描かれていた未来が気が付いたら“過去の日”になっちゃっているくらいですから。

ただ、現時点で提供されているテスラの自動運転システムは、アメリカの運輸省の道路交通安全局による自動運転区分(「ドライバーを乗せずに走れる完全な自立型運転」が頂点のレベル4)では「レベル2」。

自動運転中でも事故などの責任はドライバーとなり、ドライバーはとっさの事態にすぐに対応できるよう基本的にハンドルへ手を添えることが求められています。

動画中でも「ピピピピ…」という警告音がときどき聞こえますが、これはクルマが「もうムリ~!ドライバーさんよろしくね」と運転への介入を促すものなんですね。

というわけで、この動画はちょっとやりすぎ(笑)。最近の日本で真似したら、炎上すること間違いなしなのでご注意を!

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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