799台限定のフェラーリ「F12tdf」は、780馬力で時速340キロ以上で走る!

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フロントに搭載するV12エンジンの出力は、F12ベルリネッタの740馬力から780馬力へと高められ、最高速度は340km/h以上とされていますが、パフォーマンスアップの化ポイントは、もちろんそれだけではありません。

内外装にカーボンパーツを多用することで、車重を110kgも軽量化しています。さらに、コーナリング性能をアップさせるため、フロントタイヤは255幅から275幅へと太くされています。

大型化されたリヤスポイラーなどにより、空力性能も向上。車体を路面に押し付けるダウンフォースはF12ベルリネッタに比べて87%増加。具体的には、200km/hで230kgと、従来より107kgも大きくなっているということです。

全体に6%ローギアード化したトランスミッションにより加速パフォーマンスも向上。0-100km/h加速が2.9秒、0-200km/h加速が7.9秒とアナウンスされています。

新世代のブレーキシステムにより、100-0km/hの制動距離は30.5m、200-0km/hでは121mに過ぎないと発表されています。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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