フロントに搭載するV12エンジンの出力は、F12ベルリネッタの740馬力から780馬力へと高められ、最高速度は340km/h以上とされていますが、パフォーマンスアップの化ポイントは、もちろんそれだけではありません。
内外装にカーボンパーツを多用することで、車重を110kgも軽量化しています。さらに、コーナリング性能をアップさせるため、フロントタイヤは255幅から275幅へと太くされています。
大型化されたリヤスポイラーなどにより、空力性能も向上。車体を路面に押し付けるダウンフォースはF12ベルリネッタに比べて87%増加。具体的には、200km/hで230kgと、従来より107kgも大きくなっているということです。
全体に6%ローギアード化したトランスミッションにより加速パフォーマンスも向上。0-100km/h加速が2.9秒、0-200km/h加速が7.9秒とアナウンスされています。
新世代のブレーキシステムにより、100-0km/hの制動距離は30.5m、200-0km/hでは121mに過ぎないと発表されています。