ROMチューンのサービスは2012年から発売されていて、ガソリン仕様であるT4、T6エンジンにはすでに設定されていますが、今回新たにボルボの自社製エンジンである「Drive-E」パワートレーンの「D4」、「T5」向けに専用プログラムを開発。
発売から好評だというクリーンディーゼルの「D4」エンジンでは、最高出力を 10psアップの200psに、最大トルクはなんと40Nmも増強され440Nmへと大きく向上しています。
ガソリンの「T5」エンジンでは、最高出力は8psアップの253psに達し、最大トルクは50Nmアップの400Nmへと向上。
今回試乗したのは、「D4」のディーゼルを積むボルボV40。
ノーマル仕様でも十分パワフルな走りを堪能できますが、今回の試乗ステージの箱根ターンパイクで走らせると圧倒的といえるほどトルクフルで、急な上り勾配を何のストレスもなく駆け上がっていきます。
パワーも10psも上がっているだけあって高回転域のパンチ力も申し分なく、元から十分な速さを披露するV40ディーゼル仕様をまさにスポーツカーに仕立てたかのような加速感を堪能できます。
価格は作業工賃のみで18万8000円。先述したようにV40 D4エンジンの場合、ノーマルでも何ら不足のない動力性能が確保されていますが、もう一段スポーティな走りをお望みなら気軽にできるチューンナップですから検討する価値大といえるでしょう。
(文:塚田勝弘・写真:小林和久)
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