ボルボ・D4/T5のエンジンのパワーアップができる「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」の走り

ROMチューンのサービスは2012年から発売されていて、ガソリン仕様であるT4、T6エンジンにはすでに設定されていますが、今回新たにボルボの自社製エンジンである「Drive-E」パワートレーンの「D4」、「T5」向けに専用プログラムを開発。

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発売から好評だというクリーンディーゼルの「D4」エンジンでは、最高出力を 10psアップの200psに、最大トルクはなんと40Nmも増強され440Nmへと大きく向上しています。

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ガソリンの「T5」エンジンでは、最高出力は8psアップの253psに達し、最大トルクは50Nmアップの400Nmへと向上。

今回試乗したのは、「D4」のディーゼルを積むボルボV40。

ノーマル仕様でも十分パワフルな走りを堪能できますが、今回の試乗ステージの箱根ターンパイクで走らせると圧倒的といえるほどトルクフルで、急な上り勾配を何のストレスもなく駆け上がっていきます。

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パワーも10psも上がっているだけあって高回転域のパンチ力も申し分なく、元から十分な速さを披露するV40ディーゼル仕様をまさにスポーツカーに仕立てたかのような加速感を堪能できます。

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価格は作業工賃のみで18万8000円。先述したようにV40 D4エンジンの場合、ノーマルでも何ら不足のない動力性能が確保されていますが、もう一段スポーティな走りをお望みなら気軽にできるチューンナップですから検討する価値大といえるでしょう。

(文:塚田勝弘・写真:小林和久)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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