1980年代に、ETC(欧州ツーリングカー選手権)などで速さを見せた無骨な姿のボルボ240ターボは、そのカタチとは裏腹の速さを「空飛ぶレンガ」と形容されたこともありました。
そのボルボが、ツーリングカー選手権に帰ってきます。
現在、シトロエンやホンダがワークス参戦しているWTCC(世界ツーリングカー選手権)に、2016年からボルボはS60のレースカーにてチャレンジを本格的に始めることが発表されました。
過去にはC30のレースカーにてWTCC日本ラウンドを走ったこともあるボルボですが、今回の復帰においては複数年計画といいますから、しっかりと結果が期待できるといえそう。
なお、レース仕様に新開発されるエンジンも、「Drive-E」と呼ばれる市販車のテクノロジーが投入されたもので、最高出力は400馬力を発生するということです。
なにより、S60のシルエットを持つレースカーは、かつての「空飛ぶレンガ」とは異なり、スタイリッシュに仕上がっているのが印象的です。
(山本晋也)
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