ボルボが提唱している自動運転車実験プロジェクト「Drive Me」に、スウェーデンの自動車部品会社であるオートリブ(Autoliv)社が参加・協力することで、両社が合意しました。
Drive Meプロジェクトは、自動運転車の公道走行を目標に2013年からスタートしたプロジェクトで、2020年には自動車事故による死者や重傷者を無くすことを目指しています。
このDrive Meプロジェクトでは、2017年にはスウェーデンのヨーテボリ市で100台の自動運転車を一般道に投入し、一般市民が日常の中でマイカーとして使用する計画が進行しています。
ボルボが公表している自動運転のイメージ・ビデオを見ると、自動運転車のシステムはクラウド・ベースの3Dマッピングによる測位技術と、周囲の車両や人物などの障害物を検出するアクティブ・センサーを組み合わせたシステムになっています。
自動運転車はドライバーがハンドルを操作しなくても、目的地に向かって一般道を走行し、車線変更も自動でこなしています。自動運転車の走行中に、ドライバーはコーヒーを飲んだり、電話をかけたり、書類にサインしたりすることができ、時間を節約する効果があるとしています。
ボルボは3点式シートベルトの特許を無償で公開して、3点式シートベルトを世界標準としたことで知られています。
世界の自動車大手が自動運転に関するプロジェクトを立ち上げる中、ボルボが目指すDrive Meプロジェクトがどのように進行していくかに注目が集まっています。
(山内 博・写真出典:ボルボ・カーズ)
■ボルボの自動運転のイメージ・ビデオ(1)
https://www.media.volvocars.com/us/en-us/download/158844/web/mp4
■ボルボの自動運転のイメージ・ビデオ(2)
https://www.media.volvocars.com/us/en-us/download/136532/web/mp4