マツダロータリーでルマン優勝した寺田陽次郎のドライバー50周年を祝う会

半世紀も続けることが簡単でないことは想像できます。それも自動車を使うとは言え、スポーツ選手として50年戦うのは他でも類を見ません。

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寺田陽次郎さんがレーシングドライバー歴50周年を迎え、お祝いの会とともにそれを記念したチャリティオークション大会が開催されました。これは、寺田さんが発起人として取り組んでいるSupport Our Kidsの東日本大震災被災児童自立支援の一つとしてチャリティとなったそうです。

寺田さんは、東北の子供達をフランスはル・マンに連れて行き、夢を与え続けています。

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会場にはあのル・マンを走ったマツダ787Bが展示されたほか、舘ひろしさん、岩崎宏美さんなどが応援に駆けつけ、驚くような有名人のサイン入りアイテムなどがチャリティにかけられました。

スターリング・モスのサイン入りフォト、今話題、ラグビーの清宮克幸ヤマハ発動機ジュビロ監督のサイン入りラグビーボール。

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エリック・クラプトンのサイン入りギターや、松井秀喜のサイン入りバットまでも。

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寺田さんとともにモータースポーツを戦い、今回のお祝いの会でも協力しているマツダからは、代表取締役の金井誠太副会長が祝辞を述べます。

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寺田さんとともにル・マンに行った東北の子供達は各々感謝の言葉を伝えます。

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そしてチャリティの目玉は、寺田さんの使用したサイン入りレーシングスーツと、落札した人のオーダーメイドレーシングスーツを作る権利でした。これは会場で競りが行われ、52万円で落札されていました。

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寺田さんの夢を追いかける生き様、震災で被害を受けた人たちでなくとも、幸いなんとなく生きているのかもしれない私にも、心に響くものがあります。寺田さんと同じ生き方は無理かもしれませんが、自分の信念を貫くくらいは心がけていけたら、と思いました。

寺田さんは51年目の来年、30回目のル・マン出場に向けて準備を開始しているそうです。

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(文/写真:clicccar編集長 小林 和久・マツダ)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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