メルセデス・ベンツ「C220d」は尿素水を用いるディーゼルエンジンで登場!

 

かねてからディーゼルの投入がアナウンスされていた「Cクラス」ですが、「C220d」のデビューが遅れた理由として挙げられたのが9速ATの採用でした。

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「Cクラス」と9速ATの組み合わせは「C220d」が日本に限らず、なんと世界初!! 従来の7速ATよりも1つのギヤが担当する幅を狭めることで、エンジン回転数の上昇による音の高まりを抑えることに成功。燃費も「Cクラス」で最良の20.3km/Lを記録し、エコカー減税は免税、クリーンエネルギー自動車補助金の対象でもあります。

日本ではクルマに静粛性と低燃費を求める声は多く、とくに走行時のガラガラ音が気になるディーゼルエンジンにこそ、この9速ATを搭載してから導入したかったようです。

 

発表後には早速「C220d  ステーションワゴン アヴァンギャルド」に試乗できました。

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15分ほどと短く、ディーラーでの試乗程度でしたが、ディーゼルエンジン特有の音や振動はアイドリングから加速にいたるまで見事に抑え込まれているのを体感。とくに振動は、ケータイのバイブよりも少ない振動が足元にのみ伝わるレベルでした。

ボディシェルの50%にアルミニウムを用いた軽量ボディとの相性も良く、スムーズに車体を前へ押し出していきます。しかも、アクセルを踏み込んでもドンッと突然加速することなく、非常に滑らかに加速。ただ、4000rpmほどで加速の勢いが少なくなる点を気にする方もいるかもしれません。

ゆったりとストレスのないクルージングを楽しみたい方にオススメです。

(今 総一郎)