ショーモデルらしく、力強い生命感を盛り込んだワイドボディはデザインコンシャスなものですが、このコンセプトカーの基本コンセプトは「成長著しいクロスオーバー市 場に向けたマツダの新提案」といいます。
すなわち、市販モデルを意識したショーモデルというわけです。
ヒントはホイールベースにあります。2700mmというのはCX-5と同じ数値です。オーソドックスなクロスオーバーのCX-5は全長4540mm、全幅1840mm、全高1705mmとなっていますが、比べると「マツダ越」の低さが際立ちます。
つまり、クロスオーバー・クーペという欧州メーカーが盛んにモデルを投入しているカテゴリーへのマツダ・デザインの回答というわけです。
果たして、その市販モデルにどのような名前が与えられるのでしょうか。
(山本晋也)