マツダ『越 KOERU』はただのSUVでないクロスオーバークーペだった【フランクフルトショー2015】

ショーモデルらしく、力強い生命感を盛り込んだワイドボディはデザインコンシャスなものですが、このコンセプトカーの基本コンセプトは「成長著しいクロスオーバー市 場に向けたマツダの新提案」といいます。

すなわち、市販モデルを意識したショーモデルというわけです。

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ヒントはホイールベースにあります。2700mmというのはCX-5と同じ数値です。オーソドックスなクロスオーバーのCX-5は全長4540mm、全幅1840mm、全高1705mmとなっていますが、比べると「マツダ越」の低さが際立ちます。

つまり、クロスオーバー・クーペという欧州メーカーが盛んにモデルを投入しているカテゴリーへのマツダ・デザインの回答というわけです。

果たして、その市販モデルにどのような名前が与えられるのでしょうか。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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