実燃費の改善と使い勝手を向上。スズキの軽トラがマイナーチェンジを実施

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軽トラックでは積載時の発進性能を考慮して、低めのギア比を設定しますが、そのために空荷など負荷の小さいときには「2速発進」のほうがスムースになります。

従来、AGSでは2速発進ができなかったのですが、今回のマイナーチェンジにより2速発進モードのボタンをシフトゲートに追加したことで、2速発進を可能としています。

そのほか、シートクッションの大型化により乗り心地の改善も果たしたということです。また、ボディ表面積の100%を防錆鋼板にすることで耐久性を向上させ、各部にフックを追加することで使い勝手も上がっています。

メーカー希望小売価格は68万4720円~116万7480円。標準車に加えて多様な特装車を用意していますが、新たにリフトダンプを設定しているのも変更点です。

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(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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