日産・ノート
輸入車では主流である小排気量エンジンにターボやスーパーチャージャーを組み合わせることで燃費とパワーを両立する“ダウンサイジングエンジン”。
国産車では「ノート」が1.2L 直4エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせた「DIG-S」をリリースし話題を呼びました。
搭載するエンジンは摩擦抵抗損失や吸排気損失を低減するミラーサイクル方式を採用。組み合わされるスーパーチャージャーはエンジンの駆動力を用いて過給を行なうので、発進時から体感的にひと回り大きなエンジンを搭載するクルマに乗っているような力強さを味わえます。
トヨタ・オーリス
同じく小排気量エンジンに過給することで燃費と走行性能を両立するダウンサイジングエンジンを搭載するのが「オーリス」です。今年のマイナーチェンジに合わせて追加された「120T」には、1.2L 直4エンジンにターボを組み合わせたパワートレーンが搭載され、わずか1500rpmから4000rpmまでの幅広い回転域で185Nmにのぼる最大トルクを発揮するため、コントロールがラクです。
燃費は19.4km/Lですが、走りの楽しさと快適な乗り心地に貢献するダブルウイッシュボーン式リヤサスペンションを採用するなど、低燃費はもとより上質な走りも提供する上質な一台です。
マツダ・デミオ
ハイブリッドカーをはじめ、ダウンサイジングエンジンを搭載するクルマなど、いずれもガソリンを1ccたりとも無駄にしないことに心血を注いでいるのが特徴ですが、「マツダ・デミオ」は軽油を燃料とするディーゼルエンジンを搭載し、燃料費そのものにメスを入れてきました。
また、ディーゼルエンジンはそのトルクの太さもポイント。実際、「デミオ」に搭載されている1.5L 直4ディーゼルターボエンジンは220~250Nmという圧巻のトルクを発揮します。燃費は最良値で30.0km/Lを達成。
最廉価グレードの「XD」の178万2000円というプライスも見逃せません。
(今 総一郎)