クルマに走りの楽しさを求める方は少なくないはず。
とはいえ、エンジンをガンガン回す楽しみの裏側には燃費の低下という問題は避けて通れないものでした。ところが、最近のスポーツカーは走る楽しさだけでなく、それを効率よく楽しませるための工夫が凝らされているのです。
そこで、そんなエコにスポーツ走行を楽しめるモデルをご紹介いたします。
ホンダ・CR-Z
“運転は楽しいが燃費の悪いスポーツカー”と“環境性能は良いが走りが面白くないハイブリッドカー”という相反する二つのジャンルを見事に両立したことで話題を呼んだのが「ホンダ・CR-Z」です。
そんなハイブリッドスポーツカーの「CR-Z」でユニークなのが「PLUS SPORTシステム」。バッテリーの残量と走行状況における作動の条件は細かいですが、例えば高速道路の合流の際などに、ステアリングのスイッチを押せば、モーターのアシストが最大となり、ヒューンという未来的な音ともにワープしているような加速を披露してくれます。
その燃費は19.4~23.0km/Lと登場から数年が経っているとは思わせないほどの実力。6速MTが設定されている点も見逃せません。
マツダ・ロードスター
今年6月に登場したての最新スポーツカーが「マツダ・ロードスター」です。
1989年に登場した初代モデルから“ライト・ウェイト・スポーツ”をコンセプトに、車体の軽量化はもちろんのこと、エンジンも排気量が小さく軽量なのが特徴です。
新型のパワートレーンは1.5L 直4の自然吸気。ターボやモーターなどのアシストに頼らずとも車体が軽いため、その走りは軽快。
その軽さは当然ながら燃費にも効いており、最良値で18.8km/Lを達成。燃料はハイオクですが……