初めて対面した新型パサートは、シンプルな面と線で構成されたプレーンなデザインという印象が強いのと、率直に「でかい! 低い!」というものでした。
フォルクスワーゲンのデザインは「無駄な線がひとつもない」というのが、アピールのひとつになっていますが、現行ゴルフからも感じられる面の表現の巧みさがパサートにも存分に反映されています。
シンプルなのに素っ気なくなく、チープでもない。面をグラマラスにすればドラマティックに見えますが、そうした小手先ではないボディの表現力は、プレス成形の技術の高さも抱かせるもの。