アウディは下のCセグメントにA3セダン(全長4465×全幅1795×全高1405mm/日本仕様)を擁するため差別化は理解できますが、ボディサイズの拡大は居住性や積載性向上という名目があるとはいえ、ここまで大きくなると、Dセグメントを超えたサイズ感。
こうしたサイズ分けも意味があまりなくなる気がしますし、逆にライバルとの真っ向勝負を避ける戦略なのかとも勘ぐりたくなります。
「MLB」と呼ぶモジュール化されたプラットフォームやアルミの採用などにより、それでも最大で120kg軽量化するなど、新世代モデルにふさわしい軽量化(CO2削減=燃費向上)に余念がないのは当然でしょう。
エンジンは1.4Lのガソリンターボ(150hp)、2.0Lガソリンターボが2種類(190hp、252hp)のほか、2.0Lディーゼルターボ(150hp、190hp)、3.0Lディーゼルターボ(218hp、272hp)があり、トランスミッションは6MT、7速Sトロニックとの組み合わせ。さらに、FFとフルタイム4WDのクワトロが設定されるのは現行型と同じです。
写真を見る限り、現行A3セダンと同様に、シンプルな面と線により描かれていながらクオリティの高さを感じさせるエクステリアは継承・発展されているよう。
インテリアでは、新型アウディTT同様にワイドディスプレイ化されたような12.3インチのメーターディスプレイや8.3インチのアウディコネクト対応ディスプレイを中央に配置したインパネが目をひきます。
アウディらしい高品質な仕上がりで、さらに先進性を感じさせるデザインであることも写真から期待できそうです。
(塚田勝弘)