さて、スバル・クロスオーバー7の走り出しから乗り味は良好で、郊外路のやや荒れた路面を走らせても進路を乱されるようなことはなく、スムーズに凹凸を越えていく様は、最新世代のレガシィ・アウトバックと比べても遜色ないどころか、クロスオーバー7の方が上質では? と思わされるほど。
文字どおりの7人乗りですから、後席に座る身にとって乗り心地は良いほど歓迎すべきなのは当然で、2列目も1列目同様のスムーズに路面を問わずクリアしていきます。
さらに、乗り心地の割にロールが盛大にするわけでもなく、ボディの揺り返しも抑制されていて、シャーシだけでなくボディコントロールも巧み。
フロアをはじめとしたボディの剛性感はさすがにレガシィ・アウトバックほどガッチリした印象ではなく、飛ばしていくとアウトバックほどのリヤの追従性は感じませんが、7人乗りのミニバンと考えると妥当といえる味付けでしょう。
SUV風の外装はもちろん、タン色を基調としたインテリアも個性的で、上質感もそこそこ抱かせますから、アイサイト2や8ウェイパワーシート、シートヒーターが付いて280万円を切る価格設定も魅力的といえるかもしれません。
■スバル・エクシーガ・クロスオーバー7の滑らかな走りは価値あり
https://clicccar.com/2015/05/29/309792/
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)