軽自動車向けは他メーカー同様に、約5~30km/hの範囲で前方の車両に作動して被害を軽減、もしくは約15km/h以下で衝突回避するというもの。
フロントカメラ方式では前走車や歩行者の有無を検知し、クルマや歩行者が存在する場合は距離も測定されます。
検知して同機能が作動すると、モニターの表示と警告音で警告し、回避操作が行われなかったり遅れたりした場合にブレーキが作動するというもので、対歩行者でも対クルマでも作動。
作動条件は、約10〜80km/hの範囲内で衝突回避、もしくは被害の軽減を図るというものですから、この速度内なら「ぶつからない」というわけではありません。
なお、テストコースでの体感できたのは対クルマのみ(対歩行者は日産関係者がテスト)でしたが、制動時のフィーリングや警告のタイミングなどは他メーカーとの差はあまり感じられませんでした。
車種やグレードにより設定の有無などが異なりますが、選択可能であれば万一に備えてぜひ装備したいものです。
■日産が掲げる安全ビジョン「Vision ZERO」で死亡、重傷者数がゼロになる日が来る!?
https://clicccar.com/2015/06/16/312294/
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)