バブル崩壊後の1990年半ば、ホンダはSUVを核とした「クリエイティブ・ムーバー」戦略を展開。オデッセイとCR-Vを投入するとともに、「ファミリー・ムーバー」として初代ステップワゴンを送り出しました。当時乗用車ベースのFF・5ナンバーミニバンは他になく、初代ステップワゴンは回転対座シートやフルフラットシート等を提案して、大ヒットをカッ飛ばしました。
今回で5世代目となる新型ステップワゴンでも「家族のためのミニバン」という基本コンセプトは、いささかもぶれることはありません。そして更なる進化を遂げるべく、リアゲートから出入りできる第5のドア「わくわくゲート」や新開発の直噴ダウンサイジングターボなど、ホンダらしいメカや斬新なアイディアを織り込んで登場したのです。