C5
2007年から販売されている大型サルーンの「C5」。
武骨やシャープな感じのデザインがトレンドのセダンにおいて、「C5」のスタイルはゆったりとしたたおやかさが印象的。インテリアもシックな雰囲気が漂うくつろぎ空間に仕立てられています。
ただ、「C5」の最大のポイントは「ハイドラクティブⅢプラスサスペンション」と称する油圧サスペンションシステムを採用している点であります。
一般的なバネを用いたサスペンションとは違い、油圧とガス圧が用いられた足回りは路面の凹凸をいなすことに優れており、その独特な乗り心地はしばしば“魔法の絨毯”に例えられるほどです。
オーソドックスなセダンもいいですが、より実用的なワゴンの「C5ツアラー」も用意。
ただし、いずれも日本での販売終了は近く、現在はセダンとワゴンでそれぞれ限定30台ずつの「FINAL EDITION」のみの設定となっています。
グランドC4ピカソ
日本でも一大ムーブメントを巻き起こしたミニバン。日本の十八番ともいえるジャンルですが、海外メーカーもミニバンをラインナップしており、そのうちの一台が「グランドC4ピカソ」です。
SF映画から飛び出してきたかのような近未来的なルックスもさることながら、センターコンソールに12インチと7インチの画面を2つ配置したインテリアも未来感たっぷり。
パワートレーンは新型「ステップワゴン」でも話題となったダウンサイジングターボエンジンをいち早く搭載。1.6Lと小排気量ながら165ps/240Nmと大柄なボディを動かすには十分な性能を発揮します。
ちなみに、7人乗りのミニバンである「グランドC4ピカソ」にくわえて、5人乗りの「C4ピカソ」も用意。乗車定員こそ減るものの、全長が短い分、運転はラクなうえに、加速も優れています。