岩手県のバス会社と宅配のヤマトが「貨客混載」でコラボ!

両社は取組みに際し、路線バスの後部座席を荷物スペースに改造した「ヒトものバス」を開発、メディアに公開しました。

バスのボディには「ヒトものバス」のラッピングが施されており、目立つ黄色のカラーリングとなっています。

IWATE_BUS(出展 岩手県北バス)

バスの客室後部1/3程度が荷物積載スペースとして隔壁で区切られており、同スペースにはボディ側面の窓ガラスが無く、外側から内部が見えない構造。

床面には荷物の積み下ろしを容易にするためのローラーコンベアが設けられています。積荷は車両後方のドアを開けることで、フォークリフトでの積み下ろしが可能。

IWATE_BUS(出展 ヤマトホールディングス)

両社による取組みは利用者数が減っている地域でのバス路線網の維持や、長距離トラックのドライバー不足による物流網の維持といった課題を克服する一石二鳥のアイデアとして注目されているそうです。

今回の岩手県での取組みを皮切りに、多くの乗客が見込めない地方のバス路線でこうした宅配荷物の輸送を路線バスが担うケースが今後増えて来るかもしれません。

■ヤマトホールディングス Webサイト
http://www.yamato-hd.co.jp/index.html

■岩手県北バス
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/

〔関連記事〕

国内16番目の自動車メーカー「ミゼット」似の電動三輪車で認可取得!
https://clicccar.com/2015/06/10/311402/

国内初!真っ赤な小型EV「コムス」が名古屋で郵便配達!
https://clicccar.com/2015/06/06/311015/

Avanti Yasunori

【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2015/06/11/311651/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる