両社は取組みに際し、路線バスの後部座席を荷物スペースに改造した「ヒトものバス」を開発、メディアに公開しました。
バスのボディには「ヒトものバス」のラッピングが施されており、目立つ黄色のカラーリングとなっています。
バスの客室後部1/3程度が荷物積載スペースとして隔壁で区切られており、同スペースにはボディ側面の窓ガラスが無く、外側から内部が見えない構造。
床面には荷物の積み下ろしを容易にするためのローラーコンベアが設けられています。積荷は車両後方のドアを開けることで、フォークリフトでの積み下ろしが可能。
両社による取組みは利用者数が減っている地域でのバス路線網の維持や、長距離トラックのドライバー不足による物流網の維持といった課題を克服する一石二鳥のアイデアとして注目されているそうです。
今回の岩手県での取組みを皮切りに、多くの乗客が見込めない地方のバス路線でこうした宅配荷物の輸送を路線バスが担うケースが今後増えて来るかもしれません。
■ヤマトホールディングス Webサイト
http://www.yamato-hd.co.jp/index.html
■岩手県北バス
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/
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