Q3は、プレミアムコンパクトSUVとして、2011年にワールドプレミア。2012年から日本でも発売されています。
このところ年々販売台数を伸ばしているアウディの中でも、その役割を大きく果たしている車種です。
今回、マイナーチェンジを行い、より現在のアウディラインアップの流れに沿うグリル形状の変更、LEDライトの採用、R8にも通じる流れるLEDウインカーなどの採用が外観ので特にリファインされた部分です。
エンジンは、FFに 1.4リッターターボ、クワトロに2.0リッターターボ、さらにRSには直列5気筒2.5リッターターボの組み合わせとなります。
なかでもRSは、0-100km/hの加速タイムが4.8secというかなりのスポーツカーなみの性能です。
2リッターターボエンジンはその最高出力が180psと220psの2種類用意されます。出力の他に220psは、ナビゲーション、リヤビューカメラ、18インチタイヤ&ホイール(180psは17インチ)などが異なります。装備をよくしたら出力も上げてくれた、と考えるのもありかもしれません。
今回試乗したのは180psモデル。
乗り込んでまず感じるのは、アウディのその他の上級モデルと共通する上質感。きらびやかでもないけれど、大人が使うに相応しいイイモノ感が漂います。
しっとりした乗り心地は、コンパクトカーというカテゴリーとは違う、ひとつ上の感覚です。180psでも十分に加速から高速巡航までこなすのは言うまでもありません。特に高速での安定感はさすが。100km/hまでの範疇ではもったいないくらいの何も起きない感です。
ここでひとつ気付きました。個人的にドラポジはアップライトな目線が好みなんですが、今回はここまで撮影のためシートを左右下げ気味に合わせていました。これをできる限り上げてみると、あらあら不思議。さらに上のクラスのSUVになった気分にさせられます。
これはオススメです。Q3はなるべくシートポジションを上げて乗るのが正解と言えるでしょう。
これまでのQ3ユーザーは30-50代、過半数は国産車からの乗り換えで、洗練された都会的ライフスタイル志向の人々に選ばれているとのことですが、それも乗ることで一層イメージできる気がしました。
メーカー希望小売価格は、Q3 1.4(FWD)が379万円~396万円。Q3 2.0(4WD)が469万円~539万円、RS Q3(4WD)は771万円となっています。 もっともお安いモデルはかなりお買い得かも知れませんね。
(文・写真:clicccar編集長 小林和久)
■関連記事
アウディQ3がパワーと燃費性能を向上。価格は379万円からhttps://clicccar.com/2015/05/17/306922/
道端ジェシカAudiQ3,A1発表会にてジェンソン・バトンとの運転生活を語る!
https://clicccar.com/2015/05/12/306920/
アウディのプレミアムコンパクトA1の価格は249万円から!
https://clicccar.com/2015/05/12/306871/