子育て中はなにかとお金も掛かることから、クルマに掛けるお金は逆に安く済むにこしたことはありません。そうなると、自動車税をはじめとした様々な費用が安い軽自動車は外せません。
ダイハツ・タント
ファミリー層を中心に厚い支持を集めているのが「ダイハツ・タント」です。箱形のボディは見切りに優れ、狭い道でのすれ違いや車庫入れの際に苦労することはなく楽チン。
開口幅の広さがポイントのスライドドアを両側に備えているだけでなく、地面とフロアとの段差を少なくすることでお子さんだけでなくシニアの方の乗り降りにも配慮されています。また、助手席側には軽自動車では唯一のミラクルオープンドアを採用。
お子さんを抱えたままでも無理のない体勢での乗せ降ろしができるうえに、ベビーカーも畳まずに車内に載せられます。
さらに今年5月には安全装備を大幅に強化。フロントウィンドウに設置された単眼カメラが前方の車両や歩行者を認識し、衝突の危険性がある場合にブザーと警告灯でドライバーをアシスト。また、60km/hで走行中に車線をはみ出そうになると、同じく警告する機能も新たに備わりました。
スズキ・スペーシア
スズキが2012年12月から販売するハイトワゴンタイプの軽自動車「スペーシア」が、今年5月に初のマイナーチェンジを実施。室内空間はそのままに、走行性能と安全装備について大幅なアップデートされています。
まず、スズキの誇る低燃費技術“S-エネチャージ”の採用です。減速時などに蓄えた電力を加速の際に使うことで燃料消費の低減に貢献。低中速域での動力性能を高めるように改良されたエンジンと相まって、燃費はクラストップの32.0km/Lを実現しました。
次に安全装備。軽自動車として初となるステレオカメラ方式を用いた衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」をオプションとして用意。
人の目と同じように左右のカメラで対象との距離や形を捉え、そのサイズや輪郭から車両や歩行者を認識します。約5km/h~100km/hと幅広い範囲でシステムは作動し、安全運転をサポートします。車線逸脱警報機能やふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などもセットで価格は7万5600円。
ホンダ・N-BOX
ボディサイズに制限のある軽自動車ながら、普通車を上回るほどの室内空間の広さを誇ることをポイントとし、昨今の軽自動車ブームの火付け役とも言えるのが「N-BOX」です。
燃料タンクを前席下に配置するホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用したことで、後席座面の跳ね上げを可能としA型ベビーカーを畳まずに積めます。
また、室内高もクラストップの140cmを達成。後席の広さとの相性は抜群で、チャイルドシートを楽々設置できるだけでなく、車内でお子様が着替えることだって出来てしまうのです。
安全装備については、全車に横滑り防止装置を標準装備するとともに、「あんしんパッケージ」と呼ぶ安全装備一式を揃えたパッケージオプションを用意。約30km/h以下での衝突の回避・軽減をサポートする「シティブレーキアクティブシステム」と、ボディサイドをカバーするエアバッグが備わります。