スタートドライバーは野上敏彦監督が務めます。
ローリングスタートが切られたその周の第3コーナーでホールショットの写真を狙っていた筆者ですが、最後尾にいるはずのデミオが見当たりません。どうした?
全車が1周目を終えようという頃、デミオはなんとピットロードから現れた。そして、よく見るとヘルメットが違う。野上監督から谷川達也選手にドライバーチェンジがなされていたのです。
フォーメーションラップでピットロードに入り、ピットロードでコントロールラインを超えることでラップカウントが開始され、そのままピットでドライバーチェンジ。周回数0周ピットインという奇策により規定ピットイン回数を一回クリアしてしまったのです。
上に掲載したグリッドでの写真をよくご覧下さい。谷川選手がいないことにお気づきでしょうか。そう、谷川選手はこのときすでにドライバーチェンジの用意をして、ピットで待機していたのです。
なお、この奇策はピットとコントロールラインの位置関係で、出来るサーキットと出来ないサーキットがあります。