デミオディーゼル大躍進!スーパー耐久第2戦で燃費を活かした作戦で4位に!

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スタートドライバーは野上敏彦監督が務めます。

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ローリングスタートが切られたその周の第3コーナーでホールショットの写真を狙っていた筆者ですが、最後尾にいるはずのデミオが見当たりません。どうした?

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全車が1周目を終えようという頃、デミオはなんとピットロードから現れた。そして、よく見るとヘルメットが違う。野上監督から谷川達也選手にドライバーチェンジがなされていたのです。

フォーメーションラップでピットロードに入り、ピットロードでコントロールラインを超えることでラップカウントが開始され、そのままピットでドライバーチェンジ。周回数0周ピットインという奇策により規定ピットイン回数を一回クリアしてしまったのです。

上に掲載したグリッドでの写真をよくご覧下さい。谷川選手がいないことにお気づきでしょうか。そう、谷川選手はこのときすでにドライバーチェンジの用意をして、ピットで待機していたのです。

なお、この奇策はピットとコントロールラインの位置関係で、出来るサーキットと出来ないサーキットがあります。

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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