一昨年より本格的に軸足を「家電」から「自動車」へ移したパナソニック。
その同社が20日、今期の成長戦略の柱である自動車分野に、先期比で6割増となる約1,000億円を投資すると発表しました。
ちなみに同社の先期業績は売上高7.7兆円(‐215億円)、営業利益3,819億円(+768億円)、営業利益率5.0%、純利益1,795億円の減収増益。
主な減収要因はTV、半導体、携帯電話事業などの課題事業で▲1,268億円、事業譲渡で▲1,150億円となっています。
一方、増益要因は固定費の圧縮で+718億円、構造改革効果が+550億円、材料の合理化が+260億円、為替が+170億円。
中でも自動車事業の売上げが約2.8兆円、営業利益が1,057億円と群を抜いています。
また今期の業績予想では売上高8兆円(+4%)、営業利益4,300億円(+13%)、営業利益率5.4%、純利益1,800億円の増収増益を見込んでいます。