トヨタ自動車が5月20日-22日に開催された「人とくるまのテクノロジー展」において、「SiCパワー半導体」を実装した試験車による公道実験結果を発表しました。
公道での実検は今年2月から1年間に渡って愛知県豊田市内で継続されており、テストコースでの実検時と同様、現段階で従来比+5%の燃費改善を確認したそうで、更なる制御の最適化により目標とする+10%の燃費改善を達成できる見込みと言います。
同社は昨年の「人とくるまのテクノロジー展」でHV等のモーター駆動力を制御するPCU(パワーコントロールユニット)に使用することで燃費が向上する「SiCパワー半導体」を発表。
PCUは走行時にバッテリーの電力をモーターに供給することで車速を制御すると共に、減速時には回生した電力をバッテリーに充電するなど、HVなどの電力利用において重要な役割を担っています。