東京大学が18日、東洋電機製造、日本精工と共同でワイヤレスで駆動/制御が可能なEV用のインホイールモーターを開発、世界で初めて走行に成功したと発表しました。
これは東京大学 大学院 新領域創成科学研究科の藤本准教授らの研究グループが中心となって開発したもの。
研究グループはドライブシャフトによる機械的損失が無く、各輪の個別制御が可能な利点を持つインホイールモーター駆動方式のEVが抱える課題に着目。
インホイールモーターはクルマの車輪内部に装備されており、車体側からワイヤにより有線で電力が供給されているため配線が煩雑であり、走行時の振動による屈曲や寒冷地における凍結、飛散物の衝突などの影響による断線の恐れが有ったと言います。
そこで同研究グループは有線の部分をワイヤレス化しようと発想。