マクラーレンのピュアスポーツ、McLaren675LTは価格43,534,000円と発表

50年以上、モータースポーツ歴史を誇るマクラーレンから、そのレースフィールドでのノウハウを活かしたまた新たなモデル、マクラーレン675LTが日本上陸、価格は43,534,000円と発表されました。

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LTとはロングテールのことで、かつてのルマンに挑戦した経験からテールを長くしてサーキットでの走行性を強調し、空力を意識した外観デザインとなっています。

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純粋なドライバーズカーとしてパフォーマンス、エアロダイナミクス、ダウンフォース、ドライバーエンゲージメントを向上させるため、パワーアップを図り、重量を下げることに注力しています。

675LTは、既に発売されている650Sのバリエーションですが、パワートレインで50%、その他を含めたトータルで1/3は変更されているといいます。

McLaren650S 

重量面では、ウオーターチャージエアチャージャー、コンロッド、チタンマフラー、パネルカーボンファイバー、エンジンカバーはポリカーボネイト、マクラーレン中もっとも軽量なホイールなどの採用により、徹底的に軽量化。650Sよりも100kgも軽い1230kgとなっています。

なお、サーキットメインのためにエアコンは標準装備ではありませんが、希望すれば無償で提供されるとのこと。電気系統でもハーネスの見直しで5%も軽量化しているそうです。

カーペットも削減し、内装はスポーツシートが標準でグリップを得るためにもアルカンターラを採用しています。

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3.8リッターV8ツインターボエンジンは、675ps、 700Nmを発生させ、パワーウェイトレシオは549ps/ton。0-100km/hまで2.9sec、0-200km/hまで7.9sec、トップスピードは330km/h(205mph)です。

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ドライビグエンゲージメント、日本語で言うと人馬一体でしょうか、ドライバーにすべてを感じ取ってもらうためパワートレインからの振動を増すようにしているといいます。

マウント部分の剛性を増し、シートパネルで振動を伝え、聞こえる音はパワートレインが何をやっているかわかるようにし、さらにエキゾーストも大きくしてあります。

運転モードは、日常や冬季のドライビング用にはノーマルを使用します。

スポーツドライブやサーキットなどでも使用するスポーツモードでは、イグニッションカットテクノロジー機能が働きます。これはイグニッション切ってをエンジンカットして急速にエンジンを減速させるます。この時、燃料はシリンダーに残り、再発火させることで急激に加速する仕組みです。

トラック(サーキット)モードでは、イナーシャプッシュ機能トラクションコントロールが働きます。ダイナミックESCは、スリップをより許容するようになり、ドライバーはサーキット走行を楽しめます。

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ドライバーエンゲージメントのひとつとして、上昇トルク曲線を意識的に作っています。本来発生できるフラットなトルクカーブを犠牲にして、連続的に加速が続いている感じが得られるように制御しています。

生産台数は500台、そのうち8パーセント。が日本に入る予定です。ボディカラーは写真のシケインというグレーのようなカラーは新しい675LTのためのものです。別に4色、緑、赤、白、オレンジ系が標準カラーですが、もちろん好きなカラーはオーダー可能です。

(clicccar編集長 小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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