愛知と広島にそれぞれ自動車城下町を構えるトヨタとマツダはある意味、似た故郷(ふるさと)を持つ間柄で、原点に立ち返りユーザーに愛されるクルマの提供を念頭に掲げていることでも共通点を感じさせます。
これまでに数々の厳しい試練を経て、HVやFCV、スカイアクティブなど、他社の追従を許さない一歩先を行く技術を創出してきた両社ですが、その2社が5月13日に一歩踏み込んだ包括提携を発表しました。
トヨタは2015年3月期決算で国内自動車メーカーで初となる2兆円越えの最終益を達成、一方のマツダも過去最高となる1,600億円(前期比+17%)の最終益をマークするなど、両社共に業績は好調そのもの。
その両社がなぜこのタイミングで提携拡大を発表したのか、当日の緊急記者会見でも報道陣からの質問が集中しました。