トヨタ、ホンダ、日産が海外生産から国内生産に回帰!?

これまで円高による為替差損等のリスク回避で海外現地生産移行を推進してきた国内自動車大手が、円安や効率化による競争力強化を背景に国内生産への切り替えを始めているようです。

日経新聞によると、トヨタ自動車が2017年発売予定の北米向け新型「カムリ」の生産の一部を愛知県豊田市の堤工場に切り替えるそうです。

TOYOTA_CAMRY

現行の北米向けモデルは米ケンタッキー工場と提携先の富士重工業の米インディアナ州工場で生産(年産10万台)していますが、来年中に富士重への生産委託を終え、国内生産に切り替える模様。

また今秋発売予定の新型レクサス「RX」についても当初全数カナダ工場で生産予定だったところを北米向けの約1割となる年1万台程度の生産をトヨタ自動車九州の宮田工場での生産に変更。

Lexus_RX

さらに今年11月頃の発売を予定している次期「プリウス」についても主力となる堤工場に加えて豊田市の高岡工場でも生産、輸出増に備えるそう。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる