岩谷産業の担当者によると「水素ステーションの存在を一般の方にも知っていただきたい」という思いもあるそう。
なお、最初に水素を充填しに来店した人(おそらく官公庁の担当者だと思いますが)は、MIRAIの水素がほとんど残っているにも関わらず、どんな風に充填されるのか気になって足を運んだようです。
さて、都市部とくにこうした都心部に水素ステーションの用地を新たに確保するのはやはり容易ではないそうで、昭和37年に創業した現トヨタ東京カローラの発祥の地にトヨタグループの協力を得て、水素社会を実現に向けて情報発信する広告塔ようなの役割も担っています。
同ステーションでは、FCVへの水素充填だけでなく、純水素型燃料電池による電力供給の実証も行われます。なお、同ステーションの水素貯蔵は液化(液化水素オフサイト供給)で、1台あたり6台までの充填が可能です。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)