外観では、アウディの特徴であるシングルフレームグリルがA8同様、6つの角がより強調された彫刻的なデザインになり、バンパーやボンネットも変更。
注目はA8に搭載されているマトリクス LEDヘッドライトの採用で、ロービーム用のLEDと19個の小さなLEDのハイビームユニットから構成されていて、ハイビーム時にカメラでセンシングを行い、必要に応じてLEDを個別に点灯・消灯することで対向車や先行車を眩惑することなく、正確に路面を照射することが可能になっています。
エンジンは、スーパーチャージャー付のV6 3.0 TFSIが従来型よりも23ps向上し、333psへと出力をアップ。
さらに、新たに直4 2.0TFSIエンジン搭載車が8月に設定される予定で、両者ともに7速Sトロニックとquattroフルタイム4WDシステムの組み合わせになります。
SモデルのAudi S7 Sportbackに搭載されるツインターボ付きV8 4.0L TFSIエンジンは、30psのパワーアップが図られ450psを発生。こちらもアウディ版のDSGである7速Sトロニックとの組み合わせ。
さらにシリーズの頂点に位置するRSモデルのAudi RS 7 Sportbackに搭載されるV8 4.0L TFSIツインターボエンジンは、412kW(560hp)を誇り、多段化により燃費向上に寄与する8速ティプトロニックトランスミッションが組み合わされます。
なお、これらのV8エンジンには気筒休止システムであるシリンダーオンデマンド(COD)を採用。
価格はA7 Sportback2.0 TFSI quattroが716万円、A7 Sportback 3.0 TFSI quattroが924万円、S7 Sportbackが1344万円、RS 7 Sportbackが1772万円です。
(塚田勝弘)