エンジンと3モーターを搭載する新型ホンダ・レジェンドのSH-AWDは、後輪の左右にトルクを連続可変制御で配分するシステムから想像されるイメージとは裏腹に、街中を流れに乗って走っている分には「意外と普通」に走ります。
考えてみれば当たり前ですが、さらに、山岳路をある程度の速度域以上で飛ばすと巨体の割に驚くほど「よく曲がる」のが実感できます。
トルクベクタリングは加速だけでなく、減速時でも効果を発揮。ターインからコーナー終盤の立ち上がりでもスムーズに走れるのは、新型SH-AWDが内向きのヨーを発生できるという、離れ業をするためのよう。
また、モーターを含むハイブリッドシステムは、停止時からしばらくはEVドライブでスムーズに発進し、急加速などの加速時にはエンジンとモーターの両方、つまり4WDで走行することになりますが、パワーの出方をスムーズに引き出しやすいのは「スポーツ」モード時という印象で、高速からワインディングまで流れに乗って走る程度なら通常時のDレンジで、さらにスポーティに走らせたい時には「スポーツ」スイッチを押すのが良さそうです。
まるでスポーツカーのような内容になりましたが、新型ホンダ・レジェンドは後席に座って運転を任せているだけではもったいないのは間違いありません。
■ホンダ「レジェンド」画像ギャラリー[インテリア編]─ シフトポジションの選択はスイッチで操作する
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■ホンダ「レジェンド」画像ギャラリー[エクステリア編] ─ 輝きを感じさせるヘッドライト
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■ホンダ・レジェンドのモーター内蔵7速DCTは2速発進でスムーズな走りを実現
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(塚田勝弘)