ホンダS660のこだわりはステアリングを見れば分かる

好みは賛否両輪がありそうですが、大舵角時はスムーズに切ったり、戻したりできず「スポーツカーに相応しくない」という声が上がっても不思議ではありません。

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このデザインに落ち着いたのは見た目だけでなく、足が当たらないように「乗降性にも配慮」したからだそうで、デザイナーから設計部門、テストドライバーまで入念に議論されてこの形状に落ち着いたそうです。

まだ、試乗できていないので分かりませんが、インテリアの担当者によると、ステアリング操作を阻害するようなことはなく、操作しやすいように徹底的に追求された形状とのこと。

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また、これだけ小径だとステアリングに干渉せずにメーターを視認できる範囲が狭くなってしまい、この点も苦労したそうですが、スポーツカーだけにセンターメーターやステアリングの上からのぞくアウトホイールメーターを採用するような議論はなかったそうで、この点からもS660のこだわりが感じられます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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