好みは賛否両輪がありそうですが、大舵角時はスムーズに切ったり、戻したりできず「スポーツカーに相応しくない」という声が上がっても不思議ではありません。
このデザインに落ち着いたのは見た目だけでなく、足が当たらないように「乗降性にも配慮」したからだそうで、デザイナーから設計部門、テストドライバーまで入念に議論されてこの形状に落ち着いたそうです。
まだ、試乗できていないので分かりませんが、インテリアの担当者によると、ステアリング操作を阻害するようなことはなく、操作しやすいように徹底的に追求された形状とのこと。
また、これだけ小径だとステアリングに干渉せずにメーターを視認できる範囲が狭くなってしまい、この点も苦労したそうですが、スポーツカーだけにセンターメーターやステアリングの上からのぞくアウトホイールメーターを採用するような議論はなかったそうで、この点からもS660のこだわりが感じられます。
(塚田勝弘)