ルーブル安で需要が急減するロシアで高級車が売れる訳は?

マークラインズのまとめによると、ロシアの新車市場全体では昨年の累計販売台数は前年比‐10.3%減(249万台)と2年連続マイナスの状況で、今年1月は‐24.4%減の11.5万台、2月は‐37.9%減の12.8万台。

ルーブル下落による駆け込み需要で一旦落ち込み度合いが緩んだものの、金利上昇とルーブル安により 2015年の新車販売台数は前年比で24%程度落ち込むとみているようです。

トヨタについても昨年の累計販売台数18.1万台(含レクサス)に対して今年の販売予定台数は15.5万台(‐14.4%)と慎重姿勢。

TMMR(出展 TMMR)

これまでロシアがドイツを除く、ヨーロッパ最大の自動車市場になり得るとして、日産などが生産キャパを倍増させていますが、経済情勢の変化で需要が急減しており、今後は慎重な経営舵取りが要求されることになりそうです。

 (Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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