パフォーマンス向上のため、モードのセッティングは細かなアップデートが施され、最適化されたスロットル・レスポンスとシフトチェンジによって従来よりも最大2倍の反応速度を実現。
シフトチェンジの際、シリンダー内のスパークを一時的にカットするF1譲りの技術アプローチである新開発の「イグニッション・カットテクノロジー」の搭載もニュース。
このアプローチにより、最速のシフトチェンジをドラマチックなサウンドとともに、シフトアップだけでなくシフトダウンでも体感できるそうです。
また、「675LT」はESCのキャリブレーションも一新されていて、スロットルとブレーキの入力に対して高いレベルでの制御を達成しています。
カーボンをはじめとした軽量化素材が多用されていて、驚かされるのは乾燥重量。Cセグメントモデル並みのわずか1230kgで、100kg以上もの重量削減が図られています。
軽量を特徴とするスーパーシリーズのなかでも最軽量のモデルとなったのは、軽量コンポーネントの採用によるもので、ウインドウスクリーンとリヤバルクヘッドはガラスを薄型化され、エンジンカバーもモータースポーツ仕様のポリカーボネート製に変更するなどにより、ガラスまわりだけで4.5kgもの軽量化を達成しているのはその一例。
ほかにも、新色「シケイン」のボディカラーをまとい、オプションのマクラーレン・クラブ・スポーツ・パックも用意されます。
台数は全世界500台の限定生産で、気になる車両価格は259,500ポンド(英国販売価格)とアナウンスされています(日本円で約4,732万円/3月9日時点)。
(塚田勝弘)