三菱・日産共同開発の次期「i-MiEV」発売は2016年?

同社がi-MiEVを米国に導入したのは2012年ですが、2013年モデルと2015年モデルの発売をスキップ、現在も米国で「2014年モデル」を販売しています。

隔年で米国にイヤーモデルを投入している経緯から、次回は2016年モデルが投入されると予想されますが、その一方でi-MiEVの米国販売は累計で2,000台以下と振るわず、2014年モデルも大幅値下げを断行したものの、販売は低迷していると言います。 

しかしながら三菱自は昨年2月、i-MiEVの後継車を提携先の日産と共同開発する意向を表明、その2ヶ月後には日産も新型「EV軽」の開発に取組む方針を表明しました。

Mitsubishi_CA-MiEV_Concept

日産としてはいっそうのEV拡販に向け、「割高感」の払拭のためにも「リーフ」より安価なEVが欲しいところ。

国内では2006年1月に発売されたi-MiEVのベースモデル「i」が2013年9月に販売を終了しており、またi-MiEVについても2010年4月の発売から約5年が経過するなど、次期モデルの登場が迫っていても不思議ではありません。

Mitsubishi_i-MiEVMitsubishi_i-MiEV

ちなみに三菱自は2013年のジュネーブショーに「Concept CA-MiEV」を出展しており、航続距離がi-MiEVを大幅に上回る300kmを達成、ワイヤレス給電方式を採用するとアナウンスしています。(CAはCompact and Advanced technologyの意)

このコンセプトモデルが次期i-MiEVを想定した物かどうかは不明ですが、新聞報道などによると、2016年に現行価格の半額に当たる100万円台半ばでの発売を予定しているとしており、実現すれば昨今の軽自動車人気に肖(あやか)れる可能性も。

CITROEN_C-ZERO
(出展 CITROEN)

シトロエンにも「C-ZERO」としてOEM供給されている三菱「i-MiEV」。今後の三菱、日産両社の後継モデルを巡る動きが注目されます。

■三菱自動車 i-MiEV 米国サイト
http://www.mitsubishicars.com/imiev

■CITROEN Webサイト
http://www.citroen.co.uk/new-cars-and-vans/car-range/citroen-c-zero

〔関連記事〕

イタリア国家治安警察隊が三菱「i-MiEV」を23台採用へ
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https://clicccar.com/2014/08/07/264089/

 (Avanti Yasunori

【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2015/03/04/296955/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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