「スポーツクーペ コンセプトGTE」は単なるデザインスタディモデルではなく、TSIエンジン+2モーター、10.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したプラグインハイブリッドであり、380psのシステムパワーを発揮し、「GTE」モードにすると0-100km/h加速5.0秒という素早い加速も可能です。
さらに、最高速は250km/hに達し、エンジンを使わずモーターだけで50kmまで走行できるなど、燃費もパワーも両立した欧州製らしいPHEVといえるでしょう。
駆動方式はエレクトリック・プロペラシャフトを介した4WDで、必要に応じて瞬時に4WDに切り替わり、フロントモーターはV6 TSIからのエネルギーで駆動する発電装置として機能。後輪を駆動するもう1つのモーターに電力を供給。
さらに、後輪を駆動するためのエネルギーが従来のシャフトなどの機構を使わないもので、ワイヤーで電気的に伝達されます。先述したようにTSIエンジンがフロントのモーターを介してリヤの電気モーターも駆動するため、バッテリーの充電レベルが下がっていても4輪駆動での走行が可能になります。