VW「スポーツクーペ コンセプトGTE」がジュネーブモーターショーで世界初披露

「スポーツクーペ コンセプトGTE」は単なるデザインスタディモデルではなく、TSIエンジン+2モーター、10.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したプラグインハイブリッドであり、380psのシステムパワーを発揮し、「GTE」モードにすると0-100km/h加速5.0秒という素早い加速も可能です。

Volkswagen Sport Coup Concept GTE

さらに、最高速は250km/hに達し、エンジンを使わずモーターだけで50kmまで走行できるなど、燃費もパワーも両立した欧州製らしいPHEVといえるでしょう。

Volkswagen Sport Coup Concept GTE駆動方式はエレクトリック・プロペラシャフトを介した4WDで、必要に応じて瞬時に4WDに切り替わり、フロントモーターはV6 TSIからのエネルギーで駆動する発電装置として機能。後輪を駆動するもう1つのモーターに電力を供給。

さらに、後輪を駆動するためのエネルギーが従来のシャフトなどの機構を使わないもので、ワイヤーで電気的に伝達されます。先述したようにTSIエンジンがフロントのモーターを介してリヤの電気モーターも駆動するため、バッテリーの充電レベルが下がっていても4輪駆動での走行が可能になります。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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