ジュネーブモーターショーで披露された新型シャランは、マイナーチェンジ版ですが、かなり大幅なテコ入れがされています。
エンジン・ラインナップを一新し、TSIとTDIエンジンの燃費を15%向上し、全エンジンが「Euro 6」の排ガス規制をクリア。
日本に導入されるとなると、当面はTSIガソリンになると思われますが、新しい2種類のTSIエンジンの最高出力は110kW(150ps)と162kW(220ps)で、最強となる後者では15kW(20ps)増強されています。
また、組み合わされる6速DSGには、新たにコースティング機能が追加されていて(減速時に駆動系とエンジンを切り離すことで)燃費向上に貢献。
安全面や快適装備では、新しいブラインドスポットモニターとリヤトラフィックアラート、アダプティブクルーズコントロール(ACC)とシティエマージェンシーブレーキ付フロントアシスト、多重事故を防ぐマルチコリジョンブレーキシステムが採用されています。また、エレクトロニックパーキングブレーキにオートホールド機能を設定しています。
また、車載インフォテインメントシステムも導入され、Appleの「CarPlay」、グーグル陣営の「Android Auto」、「MirrorLink」に対応するなど、車内エンターテイメントを強化。
外観では、新しいLEDリヤコンビランプとアルミホイールが採用され、内装も採用する素材をグレードアップし、メーターなども新しくすることで質感を向上させています。
気になる発売時期ですが、 欧州市場での販売開始は7月から、ドイツ本国では4月から先行発売されるそうで、日本での発売はまだアナウンスされていません。
そのほか、2種類の限定車「シャランビーチ」と「シャランオーシャン」も同時デビューを果たしています。
(塚田勝弘)