「胃が痛くなる」とCAが恐れる、非常救難訓練を体験してみた

今回は救難訓練とは別に、機内で急病人がでたことを想定した救急訓練の様子も見学。空の上での万が一に備え、安全と真摯に向かい合う姿を垣間見ることができました。

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CAというと、多くの人は笑顔でサービスする姿を思い浮かべると思います。ボクだってその一人です。しかし、それはCAの役割のごく一部でしかありません。彼女ら(彼ら)は保安要員としての任務こそが重要で、万が一の際には1人でも多くの人の命を守るための“完璧な”行動が求められるのです。

「乗務員として実際に経験することはないかもしれません。しかし、訓練を積んで万が一の際にしっかりと動けるようにしておくことが大切なのです」とインストラクター。「笑顔だけのCAは必要ないのです」という言葉が印象的だった、非常救難訓練体験でした。こうして空の安全・安心が保たれるのです。

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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