6輪駆動から2輪を引くとベンツの近未来Gクラスになる!?

「G 500 4×4²」のシャシーは、8000万円で販売された6輪駆動のGクラス「G63 AMG 6×6」譲りで、3つの車軸からひとつを引いたものだと説明されています。

Mercedes-Benz G500 4x4² Showcar

もともと2軸・4輪のGクラスをベースに6輪としたと思うと、そこから1軸を引いても元に戻っているだけでは?と、なにが変わっているのかわかりづらい面もありますが、 「G63 AMG 6×6」は単に6輪にしただけではありません。

ポータルアスクル(別名:ハブリダクション)といって、ディファレンシャルをタイヤの回転軸よりも高い位置に置くことで、最低地上高を大きくする特別な駆動系となっています。

ショーカーとして登場した「G 500 4×4²」は、そのポータルアスクルを受け継いだ四輪駆動車というわけです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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