まず1台が「iK-2」。堂々と、“理想のコンパクトカー”と銘打たれ、
「Harmonised Force(調和した力)」をコンセプトに、コンパクトカーに必要とされる全ての要素を高次元で融合させることで、コンパクトカーの価値を極限まで高めたコンセプトカーである。
公式発表ではこのように解説されています。
ぼんやりと確認できるサイドのシルエットを見ると…ネットを中心に“斜め上のデザイン”と騒がれた新型アルトにも通じる、リヤピラーに向けた面構成がわかります。
注目したいのは、リヤピラー根元に配されている、3つ並んだデザイン上のアクセント。これ、70年代のセルボ/フロンテのデザインにインスパイアされたのは明白です。
そして、ボンネットとフェンダーの境目には、エスクードのアイコンでもある切り欠かれたようなデザインが確認できます。
スズキサイドは否定も肯定もしませんが、日産~アウディで活躍したカーデザイナー・和田智さんがアルトを皮切りに、スズキのデザイン改革に関与しているのは周知の事実。
スズキ名車の紡いできたヘリテージを意識したデザインは、「これも和田氏の仕事」と、噂になることでしょう。
はたして、このクルマは何なのか?
そのヒントは、Aピラーにあると考えます。ブラックアウトされたフローティングルーフ風デザインは、ここ2代にわたってスイフトが培ってきたアイコンです。
現行スイフトもことしでデビュー5年目…次期スイフトのプレゼンテーションで間違いないところでしょう。