マクラーレンのカーボン製スポーツカーが累計5000台の新記録

軽量・高剛性な素材としてレーシングカーのモノコックにカーボンを使用するのは、もはや当たり前という時代になって久しいところですが、限定モデルはまだしも、量産車への採用はまだまだこれからといった状況です。

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そうした中で、スーパースポーツカーとはいえ、マクラーレン・オートモーティブが、4年間で累計5000台もの『カーボン・モノセル』を生み出したというのは、自動車史に、大いなる金字塔を打ち立てたといえそうです。

当初は30名程度のスタッフで始まったというマクラーレン・オートモーティブの生産工場も現在は500名以上が携わるほど規模を拡大しているといいますから、生産台数を積み重ねていくことは間違いないでしょう。

スーパースポーツに限らず、BMW i3のような電気自動車もカーボンボディを採用する時代となっていますが、カーボン製シャシーの第一人者として、マクラーレン・オートモーティブの存在感はますます増していきそうです。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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