軽量・高剛性な素材としてレーシングカーのモノコックにカーボンを使用するのは、もはや当たり前という時代になって久しいところですが、限定モデルはまだしも、量産車への採用はまだまだこれからといった状況です。
そうした中で、スーパースポーツカーとはいえ、マクラーレン・オートモーティブが、4年間で累計5000台もの『カーボン・モノセル』を生み出したというのは、自動車史に、大いなる金字塔を打ち立てたといえそうです。
当初は30名程度のスタッフで始まったというマクラーレン・オートモーティブの生産工場も現在は500名以上が携わるほど規模を拡大しているといいますから、生産台数を積み重ねていくことは間違いないでしょう。
スーパースポーツに限らず、BMW i3のような電気自動車もカーボンボディを採用する時代となっていますが、カーボン製シャシーの第一人者として、マクラーレン・オートモーティブの存在感はますます増していきそうです。
■関連記事
マクラーレン「McLaren P1 GTR」画像ギャラリー ─ 700ps/トンを超えるパワーウェイトレシオを誇るサーキット専用モデル
https://clicccar.com/2015/01/22/289764/
カーボン製法の最先端を知る! 国際会議場のスペシャルイベント【東京オートサロン2015】
https://clicccar.com/2015/01/11/287479/
【デトロイトショー2015】新型フォードGTはカーボンボディのスーパーカー【動画】
https://clicccar.com/2015/01/15/288509/
BMW i8 価格1917万円だけの価値はある?
https://clicccar.com/2014/09/09/267866/
BMW i8、i3やレクサスLFAも使う炭素繊維をバイオ技術で製造へ
https://clicccar.com/2014/09/27/270371/
(山本晋也)