スバルAWDのルーツは意外なクルマだった!? 

みなさんはキャンプを楽しんでいますか?

アウトドア雑誌(のクルマページ)に10年ほど関わっているボクですが、ここだけの内緒の話、プライべートではキャンプに出かけたことがないんですよね。

でも子供が4歳になったことだし、自分では持っていないけどまわりにはキャンプ道具を貸してくれそうな知り合いもいるし、そろそろ始め時だと思っています。さあ、今年はやりますよキャンプ!

そんなこともあり、先日アウトドア系ファッション誌の「GO OUT」を読んでいたんです。すると……ビックリしました。まさかのクルマ特集が載っているじゃないですか。

「GO OUT」ってかなりファッション寄りですが、クルマ特集もやるんですね。ワーゲンバスとかベンツの商用バンをベースにしたキャンパー仕様にはじまり、いろんなクルマオーナーたちの声が詰まっていてなかなかの読み応え。純粋なクルマ雑誌とは違う、オーナーの声を中心にまとめたクルマ紹介もおもしろいものです。

S_SUBARU01

読み応えといえば、クルマ特集のひとつとして組まれているスバルの企画も濃いですねぇ。

今でこそスバルといえばAWD(4WD)ですが、スバルが本格的に量産した乗用4WD車のルーツは顧客の要求に応じて販売会社がFF車をベースに独自に制作した改造車にあるのだとか。

そんなこと知ってました、みなさん? そして何を隠そう、その顧客とは東北電力で雪深い現場へ確実に快適に向かうための車両を求めていたのだそうです。そう、スバルAWDの原点はワークホースだったというわけですね。

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それにしても、このスバル特集はファッション誌とは思えぬ情報量の多さ。

たとえばAWDと並ぶスバルのこだわり技術は水平対向ですが、そのメリットは低重心だけではないのだそう。振動でも有利だし、直列エンジンに比べると全長が短くて低く搭載できるからパッケージングも安全面でもメリットが大きい……そんなスバリスト必読の情報が、「GO OUT」の最新号には載っているんですよ。

というわけで続きは本誌もしくは電子書籍でどうぞ!

GO OUT vol.64

それにしても、ファッション誌の特集でありながらも焦点が当たっているのはクルマ作りの真面目さというあたりが、さすがスバルですね。

■GO OUT 2015年2月号 Vol.64
定価680円 (本体価格630円)
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=7074

 (工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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