クラッチペダルがありませんので、AT限定免許でも運転できるのも利点のひとつ。
気になるシフトフィールですが、想像以上にスムーズで驚かされました。たとえば、PSA(プジョーシトロエン)の「ETG(エフィシェント・トロニック・ギアボックス)」やフィアットの「デュアロジック」よりもスムーズな印象で、1-2速間の「間」は大きめですが、シングルクラッチの宿命であり、ほかと比べてもかなり抑えられています。
現在では、日本でのデビュー時よりもさらに洗練されているフォルクスワーゲンup!の「ASG(Automatisiertes Schaltgetriebe/ドイツ語でオートメーテッド マニュアルトランスミッションの意味)」といい勝負。
CVTはもちろん、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)と比べてしまうとスムーズさでは及びませんし、アクセルを少し戻すなど滑らかな変速にはコツも必要ですが、先述したように予想以上の完成度でした。
わずか半年前の、昨年夏のキャリイのAGSよりもさらにアップデートされているそうで、スズキらしいマジメさもうかがえます。