なお、従来から設定されていた1.2Lの直列4気筒ターボには、ゲトラグ製の6速DCT「エフィシエント・デュアル・クラッチ」の組み合わせですし、1.6Lターボを積むスポーツグレードのルーテシア ルノー・スポール(R.S.)も6速DCTです。
いまやフィアットがコンパクトカーに採用している2気筒の「ツインエア」がありますし、先述したフォード・フィエスタも1.0L(997L)の直列3気筒ターボを搭載し、国産コンパクトカーではヴィッツやマーチ、ミラージュなどでお馴染み。
今回ルーテシアに用意された0.9Lは、ルノー初の3気筒ガソリンターボで、パワーや音・振動面などについては、こちらの試乗記をご参照いただければと思います。
フランスのパリなどの都市部で小粋に走っているというルーテシアのベーシックグレードは、思いのほか小気味よく、208万円という価格でコンパクトカーの本場ヨーロッパの底力と魅力を存分に味わえます。
なおエクステリアでは、上位グレードの「ルーテシア・インテンス」と同様にブリリアントブラックパーツとクロームメッキフィニッシャーのほか、16インチブラックアルミホイールを装備し、エントリーグレードでもチープな雰囲気とは無縁です。
■チョコレートカラーの限定車「ルノー・ルーテシア・ガナッシュ」が100台限定で登場
https://clicccar.com/2015/01/21/289675/
■ルノー初の3気筒ガソリンターボを積んだ0.9L+5速MTの「ルノー ルーテシア・ゼン」の走りは?
https://clicccar.com/2015/01/21/289702/
(塚田勝弘)