先日、豊田社長から安倍総理に巨大なキーが渡され、世界に先駆けて政府に納車されたMIRAI。
総理も全省庁に導入したいとコメントしていますから、まずは官公庁や法人から納車し、個人は後からという噂もありますが、4年近い受注台数を抱えたとなると増産は欠かせないはず。
「MIRAI」の発表会で、世界初の市販向けFCVだけに、加藤副社長は「立ち上がり期は丁寧に作っていく」と説明しています。
FCV関連の特許を公開してまで普及を急ぐトヨタですが、3年も4年も待たされたのでは早く乗りたい個人ユーザーの熱が冷めてしまうかもしれません。
日本経済新聞などの一部報道によると、15年末に2100台、2017年をメドに3000台規模まで増やすそうです。
インフラ整備や車両価格など課題は満載で、第一歩を踏み出したばかりですが、東京オリンピックの頃にはFCVも都市部を中心に頻繁に見かけるようなるかもしれませんね。
■水素で生活が変わる? 100年後、200年後の子どもたちの環境を考えた「MIRAI」に込めた本当の思いとは?
https://clicccar.com/2014/12/26/278790/
■トヨタ・MIRAIが事前受注400台超で増産体制へ?
https://clicccar.com/2014/12/16/282396/
(塚田勝弘)